登記:自分で
先ず初めに、ご自身での登記申請はあまりお勧めしません。
これは依頼を受けて儲けようとしている訳ではありません。
ご自身での登記申請はあまりにリスクが高いからです。
申請の内容が間違っていたら法務局が直してくれる、と思ったら大間違いです。
「補正」と言って、法務局から申請内容の訂正を求める連絡が来ることはあります。
ところが、法務局が申請書の間違いに気づかず、そのまま登記されてしまう事例も少なからず存在します。
その際「間違いを見落とした法務局が悪い!何とかしろ!」は通用しません。
間違えたあなたが悪いのです。
また、法務局には事前に登記の相談に乗ってくれますが、これは手続案内であって、事前審査や法的判断はしてくれません。
なぜなら、相談窓口の職員には登記の可否を決定する権限は無いからです。
つまり、事前に相談したからと言って必ずしも無事に登記されるとは限りません。
「事前に相談した」「大丈夫って言われた」は通用しないのです。
「登記なんて簡単にできる」「登記は本人申請が原則」なんていうネット情報も鵜呑みにしてはいけません。
専門家が書いたものか分かりませんし、古い情報で法改正されているかも知れません。
全幅の信頼を置くのは危険です。
結局、正しい登記をするには専門書を読んで法令を理解したうえで申請する必要がありますが、その書籍代とかかった時間は、ご自身で申請したことによって浮いたお金に見合ったものでしょうか?
当HPに登記申請書のひな形をご用意しました。
これはご自身での申請をお勧めするものではなく、これだけ面倒な手続きですよ、という意味で掲載したものです。
手間がかかることも、リスクを負うことも、全て承知のうえでそれでも自分で登記申請したい、という方は参考にしていただければ幸いです。
※登記申請は自己責任でお願いします
※ご自身での申請に関し、当事務所は一切責任を負いません
※申請書のチェック等、申請に関するお問い合わせはご遠慮ください